Perfection oil heater


今期店頭にある石油ストーブのご紹介です。写真のストーブは、パーフェクションオイルヒーターNo,750。1970年代のアメリカの対流式石油ストーブです。芯は新品に交換済み、オーバーホール済みです。耐震消火装置付き。タンク容量は2.6リットルで6時間燃焼。燃焼時間はアラジンの半分程度です。その分熱量は大きいので暖かさは十分にあります。天板はフラットなのでやかんなど載せたくなりますが、塗装が傷みやすいのでおすすめしません。特徴としては、

  • タンクを取り出して給油ができる
  • ガラス筒なので燃焼時は間接照明にもなる
  • お洒落なデザイン
  • メンテナンスが楽

給油時は、アラジンと違って本体を持ち上げずに済むので女性や高齢者にはありがたいです。基本的なお手入れは、古い歯ブラシで芯回りのホコリ等を落とすだけで良いのでアラジンのように部品を分解する必要はありません。一方、気をつけるべきところは、

  • ススが出やすい
  • 灯油切れに注意

アラジンと違って青い燃焼炎ではありません。従って正常燃焼かどうかの確認がしづらいです。点火時は芯の数カ所に点火してそのまま筒をかぶせるわけですが、そのあとアラジンのように芯の上下は必要ありません。ただし炎が小さすぎても、大きすぎてもススが出ます。特に炎が小さすぎる場合は不完全燃焼で一酸化炭素が出るので注意が必要です。またアラジンよりタンク容量が少なく燃焼時間も短いので、灯油切れになり空焼きしてしまわないように注意が必要です。
 
 

そしてもう一台、パーフェクションNo.750ハーベスト。こちらも1970年代の石油ストーブですが、製造は日本の林製作所が担っています。カラーはクリームイエロー&ホワイト。上記のブラウン&ホワイトと違うのは、天板がドーム状に盛り上がっているところです。

同じハーベストでも旧タイプはタンクの素材がブリキですが、これはステンレス製。容量2.5リットル約8時間燃焼です。
 

タンクもピカピカですが、天板も無傷、琺瑯のクラックもまったくない美品です。ここまで状態の良いものはめったにないかと…もちろんオーバーホール済み、芯は新品に交換済みです。耐震消火装置も付いています。

国内生産品なので細やかな注意書きシール等付いていますがご愛嬌です。ハーベストは天板にものを乗せることはできませんが、基本的にガラス筒のストーブにはやかん等を乗せることはおすすめしません。お湯などがふきこぼれた際にガラス筒にひびが入る原因になります。