尾張時計ほか掛時計入荷



明治期に名古屋で創業の尾張時計。当初は中国や東南アジア向けの掛時計、目覚まし時計などの輸出向け時計製品を作っていた会社です。金魚時計など個性的なデザインの時計でも知られます。第二次大戦で悪名高いインパール作戦が発令された1944年には軍需工場としても稼働していました。1962年には時計類の製造をやめて自動車のミッション部品、一般ネジ類の製造に転換し、現在では尾張精機株式会社となっています。
振り子室にアールのついたセルロイドのカバーがついています。1週間巻き。昭和初期の製品です。
 

愛知時計の掛時計。ちょっと珍しいデザインです。文字盤のすぐ下に振り子。そして愛知時計らしい凝ったフォントに個性的な形状の針。1週間巻き。昭和30年代の製品です。
 

精工舎の掛時計。アールデコ調の佇まいです。精工舎の貫禄というか安心感のある時計ですね。1週間巻き。戦前の製品ですが、状態も良く美しい時計です。わたくしどもは柱時計も含めて「掛時計」と呼びますけれども、年若い方にはピンとこない方もいらっしゃるようです。今は自宅に掛時計がないお宅も多いのでしょうね。

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